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2018-08-15 13:20:00
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先日、アロマトリートメントにいらっしゃたお客様が、「更年期に入ったらしくホットフラッシュで汗が凄いんです」とおしゃっていました。

 

私のお客さまは私と同じように年齢を重ねてきてアラフォー・アラフィフの方が多いんです。

 

 

 

女性(男性も)は、避けては通れない更年期が誰にでもやってきます。

 

少し年上の友達に、「更年期に入ると突然ホットフラッシュが起こったり、良く眠れなくなったり、身体のお肉の付き方が変わってくるよ」と聞いていました。

 

その時は、単に「あー、そんなんだ!」と思っていましたが、自分も更年期に入り「言ってた通りだ」実感します(笑)。

 

素直にそう思えたのは、友人から話を聞いたり、アロマセラピストの勉強で解剖生理学を学んだりして、予備知識があったからなのかもしれません。

 

 

 

更年期がまだの方も真っ最中の方も、少し頭の片隅に残っていると対処できたり、役にたてられると思います。

 

 

 

更年期とは、卵巣の働きが衰えはじめてから閉経までの期間を更年期といいます。45~55歳くらいまで(最近は、30代後半からの若年性更年期も増えてきています)を更年期といいます。このときに現れる不定愁訴を更年期障害といいます。

40才を過ぎると卵巣の萎縮が急速に起こり機能が衰えると共に、月経が不規則になりやがて停止します。生理が1年以上無かったら更年期に入ったと思っていいでしょう。

 

更年期は英語でclimacteric「クリマクテリック」と言います

語源は、ギリシャ語で「階段の踊り場」という意味から来ており、更年期は壮年期を過ぎ、次のステップに上がる階段です。

これまでの人生の生き方を振り返り、義務からの解放、人間としての成長、自分を見つめ直し、今後の人生を考える「人生の転換期」を意味もあります。

前向きにとらえて、これからの生き方を考えるターニングポイントの時期です。

 

 

 

更年期の症状は、人によって様々です。

のぼせ、発汗、動悸、冷え症、頭痛、不眠、イライラ、めまい、腰痛、便秘、疲れ、全身倦怠、ホットフラッシュなど

 

 

更年期障害は、個人差が大きく、その人の性格・気質やおかれている環境に左右されるためだと言われます。

大きな原因は加齢に伴う身体的な変化であ女性ホルモンの変化に、身体がついていけなくなる状態で、ある一体の期間を過ぎれば、更年期障害もおこらなくなります。

これは自分が体感してからこそ言えます。

 

 

更年期以降は、骨粗鬆症エストロゲンの減少により、骨形成が落ち骨量が減少し、骨折しやすくなる)や、痩せにくくなるエストロゲンはウエストやお腹に脂肪をつけにくくする作用があり、エストロゲンの現象により内臓脂肪がつきやすくなる)ので注意が必要です。

 

   

 

更年期予防・緩和法

 

①リラックスする

香りを芳香する 好きな音楽を聴く ゆっくり休む

 

②規則正しい生活を送る

 

バランスのよい食事を摂る

野菜に含まれるビタミン・ミネラルは、ホルモンバランスを整え、ホルモンが体内でうまく働くように作用し、食物繊維はデトックス効果で体内に溜まった有害物質を排出させる作用、ポリフェノールは活性酸素対策に役立ちます。

バランスよく多種類の野菜を色で食べるとよいでしょう。

 

また、魚は不飽和脂肪酸が豊富で血液をサラサラにしてくれ(DHA:ドコサヘキサ酸 ・EPA:エイコサペンタ酸)、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす効果もあります。

 

豚肉は、ビタミンB1(糖質をエネルギーに変えるときに必須のビタミン)を豊富に含み 疲労回復も期待できます。

 

大豆製品(納豆・豆腐(畑の肉と言われる)・豆乳)には、鉄分、マグネシウム、ビタミンB1も豊富に含まれ、大豆イソフラボン女は性ホルモンと構造分子が似ていて更年期の症状も緩和してくれます。

    

骨粗鬆症予防に、小魚などカルシウム、干ししたけ(カルシウム吸収のために必要なビタミンDを多く含む)、乳製品

 

またミネラルを豊富に含む、ひじき わかめなどバランスよく採りましょう。

 

④睡眠をしっかり摂る

私たちが眠っている間には、成長ホルモン昼間にできた傷の修復、骨を伸ばし筋肉にも働きかける)、プロラクチン(幸せホルモンと言われるオキシトシンの分泌量を増やす)、黄体形成ホルモン(女性の妊娠、出産や生理周期を安定させ、男性にとっても、男性ホルモンの分泌を促し性機能を正常可する)が分泌されます。

ゴールデンタイムと言われる22~2時までには休むこともおすすめです。

 

 

③冷やさない (自律神経の乱れによる)

 

⑤適度な運動をする

 

⑥ストロゲン様作用のある精油を活用する

 

 

アロマテラピーは、更年期障害に手軽に取り入れることができる自然療法でもあります。

 

 

●精油の活用法

・芳香(アロマポットで空間に香りをつける(キャンドル式・電気式・蒸気式)

 

 

入浴に利用する(半身浴、半身浴、手浴、足浴、座浴)

 

 

・更年期の症状を緩和してくれるマッサージオイルを塗布する

下腹部や仙骨の部分に塗布する(生理前、生理中の不調、更年期障害)

 

・アロマトリートメント(不調症状の緩和)

血流やリンパの流れを良くしてむくみや疲労、冷えを解消したり、筋肉に働きかけ痛みや炎症を軽減し、タッチングの心地よさと安心感により、自律神経が安定し、精油の作用が加わる事で相乗効果が得られます。

 

更年期におすすめの精油

エストロゲン様・ホルモン作用(分子構造がエストロゲン分子と類似しているため、エストロゲンが分泌されてときと同じ作用を起こす)

*エストロゲン作用があるので妊産婦ホルモン依存型癌疾患・乳腺症などに使用しない

クラリセージ、フェンネル、サイプレス、ニアウリCT1、アニス、スターアニス

 

抗鬱作用(気分を高揚させ明るくしてくれる)

イランイラン、ネロリ、プチグレン、フランキンセンス、ラベンダーアングスティフォリアリトセア、ベルガモット、スィートオレンジ、ゼラニウム・エジプト

 

リラックス作用(緊張をやわらげる)

ローズウッド ジャスミン ラヴィンツァラ

 

自律神経調整作用(交感神経と副交感神経のバランスを調整する)

バジル、マジョラム、マンダリン、プチグレン

 

 

●おすすめのハーブ

ローズ、カモマイル・ジャーマン、ラズベリーリーフ、セージ、メリッサ(レモンバーム)

 

 

更年期を迎えると、女性ホルモンの減少を食い止めることはできませんが、自分に合った対策を上手に行うことで、その症状をやわらげることは可能です

 

症状が重い場合は、婦人科を受診してみることもいいと思います。一人ひとりその背景が異なるので、婦人科を受診する際は自分におきているからだの変化や心配事をメモに書いて、診察の時に持参し医師に相談してみるのもいいと思います。

 

 

 

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